灰人日記

何もかもが中途半端な人間です

【けものフレンズ】たつき監督降板騒動についてゲーム屋バイトが思ったこと

 

少し前に騒動になっていた、アニメけものフレンズにおける、たつき監督二期降板事件について思ったことを書く。

けものフレンズとは


2017年の覇権アニメ。
アニメはあんまり見ない自分だったが、最初はネタのつもりで見始めたら、二、三話目あたりで一気にハマってしまった神アニメ。

このアニメの面白さ、なぜヒットしたのかを語るのは本筋からずれるし長くなるので割愛。
一言で言えば、癒し系アニメで優しい世界観とキャラがヒットした、という感じ。

放送終了後、DVDの売り上げが数十万枚を記録。
このアニメの影響で動物園の来客も増えたとかなんとか。
二期制作も決定してファンも大喜び。


そしてアニメの監督がヤオヨロズというアニメ会社に所属する『たつき』という人。

 

 

たつき監督降板騒動がなぜここまで大きくなったのか?

 

二期制作で俺を含め喜んでいたファンだったが、ある日等々にたつき監督がツイッター上で以下のようなことをつぶやく。

 

 


これを受けてネット上ではファンが怒り狂い、名前の挙がった角川に対して敵対行動をとったりするなど、結構大きな問題となる。

なんでここまでファンが騒ぐかと言うと、アニメけものフレンズたつき、という図式が成り立つほど、アニメ制作においてたつき監督の功績が大きいからである。

元々ソーシャルゲームから派生した作品だが、アニメが開始された時には、その大元のゲームは終了するわメディアミックスの漫画は終了という顛末。

アニメけものフレンズを後押しする要因は皆無で、敗戦処理と言われる始末だった。

だが、低予算、少人数でありながらも、動物の細かな描写や、作り込まれた世界観、癒し系ストーリーで大ヒット。
そして声優以外の全ての作業に関わった、500日アニメを作りづつけ、その間会話した人間はコンビニの店員くらい、などの制作に注ぐ監督の情熱話。

アニメがヒットした大きな要因に、たつき監督という存在がいたことを多くのファンが認知していたのである。

さらに、たつき監督はアニメ終了後も自費でけものフレンズの短編を作成したり、ツイッター上にイベントに合わせたイラストを投稿するなど、ファンサービスも旺盛だった。

そんな監督が不本意のまま二期監督から降板されられた、などとつぶやいたものだから、ファンたちは怒り狂ったのである。

たつき監督がいないけものフレンズは、もはやけものフレンズではなないと言えるからだ。

■降板騒動の真実


結論から言えば藪の中、である。
関係者でない人間には一体なぜこういうことになったのか、そしてこれからどうなるのかはわからない。

監督降板の経緯については角川側とヤオヨロズ側(たつき監督)の言っていることは真っ向から対峙する内容になっていたからである。
その後、角川のお偉いさんが動くことになり、再び角川とヤオヨロズに聞き取りを敢行。
その結果双方でいくつかの誤認があり、続編の話がこじれたらしいと判明。
お偉いさん的にもこのままはよろしくないとのことで双方再び話し合いの場を設けた、とだけ報告がなされた。

たつき監督が二期を務めることになるのか、それとも結局降板することになるのか、現時点では知ることができない。

たつき監督はさっさと独立してオリジナル作品に挑戦してほしい


長々と前振りを行ってきたが、俺がこの騒動を受けて思ったのはこれである。
ただの願望で性急な意見だが、ゆくゆくはこの路線を目指してほしいという意味でもある。

無論、二期けものフレンズたつき監督以外考えられないが、有能なクリエイターが外部のいざこざで貴重な時間を無駄にするのだけはやめてもらいたい。

たつき監督は元々ヤオヨロズに入る前までは大手アニメ会社サンライズで働いていたらしい。
個人の活動として3dアニメを制作し、ニコニコなどで発表していたところ、ヤオヨロズのPに見いだされてヘッドハンティングされたという。
まぁ、本当に実力のある人だった、てことだね。

そういったこともあり、本人的にもオリジナルの作品に興味はないってことはないだろうし、今回のけものフレンズでの手腕で、金と人員がないにもかかわらず、レベルの高いアニメを作れることが証明された。

独立する金がないとしても、たつき監督がその気になれば出資を名乗り出る企業もいれば、ついていく人間や一緒に作品を作りたいと願う人間も出てくると思う。

■売れた作品の権利を持つ、というのがクリエイターとしての一つの頂点


なんでこんなこと思うかと言えば、結局、クリエイターとしての成功の頂点の一つが、『売れた作品の権利を持つ』ということになるからだ。

会社にお金を出してもらって作品を「作らせてもらっている」限り、クリエイターが真に報われることはないと断言できる。

報われないとは下世話な話だが、金、である。

これはある程度クリエイター的な職業で、会社勤めしながら、売れた作品を作ったことがある人ほどそう思っていると俺は思っている。

自分はバイトの身分であるが、ゲーム会社の内情は見えている。
自分が勤務する会社は浅からぬ歴史があり、過去には名の知れたゲームを開発、販売していたこともある。

その名の知れたゲームを開発した人たちは、待遇に不満を抱いて、その開発に関わったチーム全員で独立という形で退社していったと聞いた。

そしてその売れた作品の権利を持つ会社は、その過去作をDL版としてネット上のプラットフォームで再販売し、億単位の利益を上げたりしている。
その作品を作った人間にはもちろん利益は一円も入ることなく、ただ現在も会社に残っている人間にボーナスという形で少額の利益が配布され、多くの利益はその作品の権利を持つ会社の株を持っている人たちへと流れていく。

会社の金で作品を作らせてもらっている限り、クリエイターに利益が大きく還元されることはない。
それどころか、下手に売れてしまっただけに、次作では色々と周囲のしがらみが増えて不満が溜まり、一気に爆発、退社、独立、なんてのもよくあるなんて聞いたりする。

金銭的な問題からの開放、そして自分の制作環境をクリアにする意味でも、クリエイターの目指す理想像の一つが、売れた作品の権利を持つことだ、と俺は思う。

もちろん、簡単な話じゃないし、リスクも大きいし、売れた途端怠惰になるクリエイターも多いように感じる。

けど、たつき監督にはオリジナルに挑戦する資質も、成功する余地も、そしてなにより売れたとしてもこの人はもくもくと作品を作りづづけるだろうなと思わせてくれる情熱を感じさせるからこそ、俺はそう思うわけでした。

■ただ、良くも悪くもたつき監督は職人タイプっぽい


ツイッターで内部事情をつぶやくってのは、冷静に考えたらありえない行為だと思う。
ファンとしては今回の件はよくぞつぶやいてくれたと思う反面、社会人として公式アナウンス前に個人のアカウントで会社の内部事情を暴露するのは今後はやめた方がいいとも思う。

色々聞こえてくる逸話から判断しても、本当に作品を作ること以外、外部との交渉は丸投げっしていたっぽいし。

そもそも、本当に優秀なPがいれば、これだけ売れる作品となったけものフレンズなんだから、その監督を抱える会社としては、相手が角川だろうがいくらでも落としどころは見つけられたはずなんだよ。
そこらへんについてはヤオヨロズのPが一番の無能だったんじゃないのと思わなくもない。

もしたつき監督が独立、オリジナルアニメに挑戦、なんてことになった際には、サーバルちゃんにとってよき参謀役だったかばんちゃんがいたように、たつき監督にとってよきPが隣にいることを願うばかり。




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本日のイラスト練習はサーバルちゃんとかばんちゃんの自撮り風。
けもフレの世界観にはあってないな(^_^;)

 
けもフレたつき監督降板騒動についてはこんなところ。
読んでくれた方ありがとうございました。
 

 
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